2020新発（蔵出し品） [2014] "ソノマ・コースト／ルシアン・リバー・ヴァレー／サンタ・ルシア・ハイランズ" ピノ・ノワールブラウンコスタ Kosta Highlands Lucia Valley/Santa River Coast/Russian Sonoma Browne-その他

【到来】第三のＡＶＡ版
■品質に安定感も加わり、ソノマ・ピノの不動の王座へ…
【Kosta Browne Pinot Noir Sonoma & RRV　& SLH】
**　最新2014年到着　**

◎傑出年三連単、最新’１４年到着。
今年もこの季節…年に一度のコスタ・ブラウン新年号がやって参りました。そして今年は待望のアイテムが再び…。

【ＳＬＨ三度目の到来！】　コスタ・ブラウン第三のＡＶＡ版、それがサンタ・ルシア・ハイランズ。’１１年に蔵出し日本初上陸を迎えるも、’１２年は輸入ナシ。一度限りの配布だったのか…と落胆しかけましたが、’１３年、’１４年と再びの日本割り当てを許されております。

というわけで、こちらにご案内させて頂くのは三種のアプローチ版ＡＶＡラインとなります。ただし此処の場合、「スタンダード版といえども並の品では無い」ことは、皆様もよくご存知の通り。例えば【WS95点】を獲得し、２０１１年度の年間ＴＯＰ１００【第一位】、つまり "世界Ｎｏ.１ワイン" に選ばれたコスタ・ブラウンも、シングルではなくこのＡＶＡ版でした（ソノマ'09年）。

▼2011年版WS誌年間TOP100世界第一位！

コスタ・ブラウンには数多のシングル・ヴィンヤードが存在しますが、それらを押しのけてＡＶＡ版が世界Ｎｏ.１ワインに選ばれるという異例の快挙を成し得、当時大変な話題となりました。ここのところのコスタ・ブラウンＡＶＡラインは、品質のみならず安定感も抜群。ソノマ・ピノ不動の王者として貫禄すら漂います。

この度ご案内の最新’１４年も、’１２年から続く三つの傑出ヴィンテージの一つとして、前作’１３年同様、全て【PR93点】が確定しております。然るべき熟成を与えたい単一畑に比べ、比較的早くは飲めますが、ただしこちらもじっくり待つだけの価値も勿論あるボトル。ピノ・リポート誌で「まだ幾分若いが、素晴らしいブレンド、美味なるピノ。」と賞賛され、最大で【PR97点】に達したコスタ・ブラウンもやはりシングルではなくこのＡＶＡ版でした。

それにしても2005～2012年とWS誌年間TOP100への８年で７度もの入賞、うち５度までもが10位台以内…と、一時期の「入手困難な最先端ウルトラ・レア」というポジションを脱し、もはや他を寄せ付けぬ王者の貫禄さえ漂い始めたコスタブラウン。価格のピーク時にはA.V.A.ラインですら１万円台後半していましたが、（今だスポット扱いなものの）国内窓口がＷ社に収まってからはそれも落ち着き、品質は高い位置で、価格は１万5000円で安定しています。

▼ソノマ・コースト
’１４年のソノマ・コーストは６つのヴィンヤードからのピノによるブレンドです。'07年～'13年まで連続採用されている『ギャップズ・クラウン』はペタルマ・ギャップの恩恵を受けるソノマ・コースト南部の畑。ロースラーやパックスでもお馴染みの畑、『グリフィンズ・レイヤー』。'08年より新たに加わった『ワララ・ヴィンヤード』はアナポリスの南東にあり、太平洋から数マイル内陸。ワララとは原住民の言葉で「水の流れる場所」という意味で、近くのGualala Riverを指しているそうです。ご存知『カンツラー』も継続。ここまでは'１３年と同一。更に今年はゴールドロック、クロップなる畑が加わる計６箇所。新樽比率の５５％、熟成期間の１５ヶ月は、シングルと何ら変わらぬスペック。スパイシーなフルボディーながらもどこかデリケートな味わいが特徴です。

▼ルシアン・リヴァー・ヴァレー
’０８年は９つ、’０９、’１０、’１１年は１１、’１２年は１３、’１３年は１５もの畑からのブレンドであったＲＲＶ版。最新’１４年は多少絞り込まれたとはいえ、それでも１０箇所の畑から。『カスタルディ』『ガンツ』『ジュスティ』『ジェンキンス』『キーファー』『コプレン』『ラグナ・ヴァルデズ』『ラッキーウェル』『マルティネリ・ムーンシャイン』『ジオ・トニー』。ラグナ・ヴァルデズとはあのウリセス・ヴァルデズの畑。これだけ混ぜ込んで統一感を失っていないあたりは、流石のブレンディング・テクニックです。新樽比率は４４％、フレンチ・オークにて１５ヶ月の樽熟成。スパイシーさとリッチさをまとう赤系果実のコアには野性的要素がありながら、口当たりはソフト。果実味は多層かつ熟してリッチ。１０色の果実が実にユニークなキャラクターを表現しています。

▼サンタ・ルシア・ハイランズ
そして大注目のサンタ・ルシア・ハイランズ版。'10年にファースト・ヴィンテージを迎えた今作は、ピゾーニ系五大グラン・クリュとして知られる、『ピゾーニ』『ゲイリーズ』『ロゼラズ』『シエラ・マー』『ソベラネス』の黄金ブレンド！この組み合わせは各プロデューサーより屈指のアイテムを複数排出してきましたが、コスタ・ブラウンにおいてもやはり秀逸。三大誌（WA/WS/PR）の平均評価は三つのＡＶＡ版の中でもトップ。新樽比率は４９％。三種の中でも最もしっかりした構成。ソフトなタンニン、まろやかな口当たり、黒系果実にほのかなシナモンなどのスパイス。色の濃いフルーツのたっぷりした旨味が満載です。

傑作年続きのコスタ・ブラウンＡＶＡ版は、’０４年～’１４年と直近１１年連続でのメディア・スコア大台突破中。近年では本来より高品質とされるシングル・ヴィンヤードに匹敵するどころか、銘柄と年号によっては超越すら叶える場面も一度や二度ではなく、その高いクオリティーに磨きが掛かってきました。例えばこの’１４年にしても、コーン、カンツラーの各単一畑はRPP92点に留まっているのですから。

数年前は予算的にどなたにもオススメできるワインではありませんでしたが、日本輸入元の尽力により今やここまで降りてきました。

●この価格ならば、是非とも触れて頂きたい大物の一手。
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